ボタンは、”命” と言えるほどに
重要なパーツです。
一つ一つ厳選し、表情を見ながら縫い付けます。
初のレザーパッチ たっぷりのオイルで鞣されたイタリアンレザーを
さらに手染めと揉み込むことにより、表情に奥行きと味が出てきます。
バックは、シンプルに片ポケにしました。
いわゆるデニムパンツというよりは、
少しクラシックさを出したかったのです。
*ご希望の総丈を 92~108cm からお選び頂き、裾上げいたします。
縦糸にはダークインディゴ、緯糸にはブラウンコットンを組み合わせ、
ヴィンテージの織機と、熟練の職人の技術が合わさることでのみ
このデニムが出来上がります。
独特な手触りと色落ちは、
ヴィンテージデニムのそれとは一線を画します。
11oz という中厚手に分類される厚みで、
14oz の5ポケットのデニムパンツと比べると
履き心地も軽く、硬さと重みもそれほど感じません。
2年ほど履き込んだサンプルをお見せします。
ゆっくりと全体的に色落ちしていった感じです。
自分の場合は、ミシン作業で座り姿勢が多いということ、
アトリエが、家の敷地内にあるため(徒歩10秒)
あまり出歩かないということも、色落ち具合に関係しているかもしれません。
また、
特に色止め加工や防縮加工をせず、生機の状態ですので
一般のデニムよりも色落ちはしやすいと思います。
縮みは、縫製後に洗いをかけてあるので、
乾燥機にかけない限りは縮むことはありません。
スレキにもこだわりました。
いわゆる一般的なスレキとしての生地は、
どこか頼りなく、面白くないものばかりで、
探し始めて数ヶ月。。。
薄すぎず・適度なコシ・履き込むほどにカッコ良くなる
この譲れない3点を兼ね備えた生地を見つけました。
アフリカはジンバブエ地方で丁寧に手摘みされたコットンで織りあげたデニムです。
機械を使わないことで繊維を傷めず、上質な糸が作れます。
ヨーロッパでは高級なドレスシャツにも使われるほどです。
そんなジンバブエコットンで織り上げられた貴重なデニム
9oz という薄すぎず、厚すぎない 理想的な厚さ。
デニムパンツのスレキも、デニムというところも
adequate らしくて気に入っています。
緯糸にオーガニックのブラウンコットンを使用しているため、
このような表情になっています。
粗野で土臭く、クラシックな印象です。
渋くてカッコ良く、
使わずにはいられない。。。
ということで、
Back Side タイプも製作しましたので是非ご覧ください。
こちらは、1タックはいっていますので、W82cmになります。
同様にご希望の総丈をお選びください。
インディゴとはまた雰囲気が変わりますね。
どこかヨーロッパのトラウザーのような感じもします。
履き込むほどに、裏側のインディゴが微かに顔を覗かせて、
独特な経年変化がお楽しみ頂けます。
長くなりましたので、
今日はこの辺で。
後日に41Khaki Chino Work Pants のご紹介が出来ればと思います。
最後に、このデニムにつきましては、
工場に在庫が無く、再生産の予定が無いそうなので
あと数本分のみとなっておりますので、
是非この機会をお見逃しなく。。。
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