昨年の夏、
静岡に引っ越して5年
ついにエアコンを購入し取り付けました。
あまりの快適さに
クーラーを発明された方に
感謝申し上げたい気持ち、
と同時に
5年間もエアコン無しで
実家のある大阪よりは多少涼しいとはいえ
大場は、静岡県東部でも暑い地域らしく
よく今まで乗り切っていたなと
不思議に思います。
もうあの頃には
戻れない。
ということで
今日は
クーラーのきいた快適なお部屋で
ブログを更新させて頂きます。
本日は、
adequate で使用しているボタンをご紹介します。
1890's~1930's antique & vintage bone buttons
主にジャケットなどに使用している、
牛などの骨を削りだして作られたボタンになります。
アメリカからコツコツ集めたものを仕入れています。
かなり古いものですので、
年々見つけにくくなっており、
探し出すのも
大変根気がいる作業ですが
古ければ何でも良いわけではなく
妥協なく
質と量と価格に拘り仕入れます。
そんなこんなで届いたボタンをそのままでは使いません。
ここから
コーヒーで煮込みます。
煮込んだ後
そのまま一晩寝かせます。
するとこんな感じになります。
これが染める前☟
この方法は数年前に、
たまたまコーヒー染めしたバッグに縫い付けたボタンの
色が変わっているのに気付いたのがきっかけでした。
adequate らしい色味に染まってくれます。
そこから洗って乾かすのですが、
中には
プラスチック、ガラス、磁器、ゴムなどのボタンも混ざっているので取り除きます。
いい眺めですね。
ここからざっくりですがサイズ分けします。
この状態になってから
ようやく
adequate の作品に使うことが出来ます。
とても
とても
手間とコストと時間がかかってしまいますが、
納得がいくまでとことんやる。
これなくしては、
adequate とは言えません。
この Bone Button 以外には
メタルボタン、ウッドボタンなど
雰囲気が合うものも仕入れています。
こちらも
コツコツ集めております。
生地によって「これ」っていうものを縫い付けます。
素材となる生地は、「命」と言えます。
ボタンのような付属品も同様。
もしくはそれ以上かもしれません。
adequate のジャケットに
どこにでもあるようなボタンが付けられていたら、
これほどご注文を頂けていないだろうと思います。
それほどまでにボタン一つ、パーツ一つがとても重要なのです。
という感じで、
今日は「ボタン」をご紹介しました。
作品全てに色々と詰まっていますので、
ちょっと気にかけてご覧いただけると喜びます。
それでは、
暑ーいアトリエに戻ります。
ご注文頂いている皆様、
もう少々お待ちくださいませ。
adequate 田中
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